痔とは、肛門の病気の総称で、主なものは「いぼができる」「切れる」「膿(うみ)が出る」の3つのタイプに分かれます。
肛門にいぼができる。
内痔核と外痔核がある。
肛門の皮膚が切れる。
肛門に膿のトンネルができる。
痔の主な原因は、便秘や下痢などで肛門に大きな負担がかかることです。つまり、便秘や下痢になるような生活をしていると、痔になる確率も高くなってしまうというわけです。
痔の発症や再発には、普段の生活習慣が大きく関わっているといえます。
男性と女性では、なりやすい痔のタイプに若干の違いがあるといわれています。
男女ともに最も多い痔のタイプは「痔核」ですが、2番目に多い痔は、男性は「痔ろう」、女性は「裂肛」となっています。
男性に「痔ろう」が多い原因は不明ですが、女性に「裂肛」が多いのは、女性には便秘がちな方が多いことが関係しているといわれています。便秘で便が硬くなると、排便の際に肛門の皮膚が切れてしまい、「裂肛」になることが多いからです。